【高木の植え替え】ナナミノキH6.0m前後、モッコクH2.5m、サルスベリ(移植_2021年秋①)
毎年8月下旬~9月は常緑樹(高木)の植え替え作業が続きます。
今回一苦労だったのが高さ6m前後のナナミノキ。樹形も良く、インパクトのある2本です。
また、高さ2~2.5mのモッコクも植え替えました。モッコクは、なかなか在庫している業者も少なく、しばしばお問い合わせをいただくため、良い根をつくって出荷に備えます。
さらに、常緑樹ではなく、落葉樹のサルスベリも植え替えました。この樹は南の温かいエリアが原産のために寒さに弱く、一般的に落葉樹の移植時期とされている11~12月では傷む可能性があります。逆に花の咲いている夏場の方が移植に耐えるとのことなので、暑さの残るこの時期に植え替えてみました。
ナナミノキは自宅の庭には大きすぎるサイズですので、工場の植栽や公園の景観樹、マンションの植栽、公共施設の緑化樹などに使っていただければと思います。
サルスベリやモッコクは自宅の庭のシンボルツリーにいかがでしょうか。
金額や詳細については、お気軽にお問い合わせください。
以下に、植え替えをしたものの写真を掲載しています。
①ナナミノキ(七実の木)
特徴
・常緑広葉樹の中高木で、モチノキの仲間。樹の雰囲気は、常緑樹の中では涼やかな雰囲気もあるように思います。
・葉は鮮やかな緑色。シラカシやアラカシの葉にも似ていますが、触ってみるとカシの葉よりもしなやかです。
・雌雄異株です。雌木は、秋に赤い実をたくさんつけます。このことがナナミノキ(七実の木)という名前の由来になったようです。(諸説あるようです。)
・が、今回は雄木を植え替えましたので、こちらは実がなりません。
・ボリュームのある大型の樹木でですので、マンションの植栽などにいかがでしょうか。
[雄木]H=6.3m、C=0.68m
[雄木]H=5.7m、C=0.67m
※その他、弊社在庫のナナミノキについては、【こちらのページ】をご参照ください。(※4m~6mクラスの商品を、ここ数年は毎年植え替えています。)
②モッコク(木斛)
特徴
・伝統的な日本庭園の中で品格があり、代表的な主木で「庭木の王様」の1つ。 10月頃に赤い実をつけます。
・放任していても端正で美しい樹形に整います。葉はつややかな光沢があり深緑色で、葉柄は紅色です。また、春の新芽も紅色が鮮やかです。
[在庫] 高さ2.0~2.7m程度。
[高さ2.5m前後]
[高さ2.5m]
[高さ2.0m程度]
③サルスベリ(百日紅)
[特徴]
・漢字では「百日紅」。100日間も花が咲き続けるという意味で、花の期間が長いのが特徴です。
・花季は7~9月。花の色は紅、ピンク、白、紫など。また、品種改良により他にも多様な花の色が存在します。
・「サルスベリ」という名前は、木の肌が滑らかで『猿も滑り落ちるほど』ということに由来しているそうです。そのなめらかな木肌も鑑賞のポイントです。
・樹形は不整形で、幹が傾いたり、曲がりがついたりします。
※ただし、次の「ナチェ」という品種は、シマサルスベリとの交配種で、主幹はまっすぐな樹形になります。
[サルスベリ・ナチェ(高さ4.6m)]
[赤花]高さ3.5m
[白花・株立]高さ3.0m
[白花・単幹]高さ3.0m 前後
※その他、弊社在庫のサルスベリについては、【こちらのページ】をご参照ください。今回、植え替えに際して枝葉や花を剪定してしまったため、花の様子が分かりにくいと思いますので、もっと見てみたいという方は、前記のリンクをご覧下さい。
「もっと詳しく知りたい」「庭木の相談をしたい」「実際に植木を見て比べてみたい」という方は、【コチラのページ】をどうぞ。