【シンボルツリー】シマトネリコ

今回は人気の樹種、「シマトネリコ」について、その特徴と弊社の在庫の商品をご紹介します。


特徴

シンボルツリーとして人気があり、比較的新しいお宅の庭先に植栽されているのをよく見かけますね。

・例えばアラカシやサザンカなどのように、常緑樹というと葉の緑が濃くて厚みもあり、少し『かたい』ような印象もありますが、シマトネリコはまるで落葉樹のような『やわらかな』雰囲気のある樹です。

・洋風の建物にもよく合いますし、「主役」として存在感もあります。

シマトネリコ 高さ4.5m

・写真のように、枝ぶりは繊細で、葉は光沢があり涼しげな印象を与えてくれます。

・5~7月頃に、冒頭の写真のように白い花をつけます。

・もともと台湾や中国南部など、暖かい地域が原産ですので、寒さには弱いです。

シマトネリコの葉

注意したい点

①生育が旺盛(すぎる)

・生育が旺盛で枝葉がよく出てくるので、幹や大枝が隠れて、写真のようにもとの樹形がよくわからなくなることもあります。また生育の速度が速く、剪定をしないとグングン大きくなります。大きくなりすぎて隣地に枝が入り込むこともあり得ます。毎年、枝を透かして枝の数を減らしたり、高さを抑えるような剪定が必要になります、

※枝葉がよく充実するですが、そうすると光合成が活発になり、そのエネルギーで樹がさらに成長し、枝葉が増え、光合成が盛んになる、、というサイクルで大きくなります。そのため、適度に枝を減らしてやる方がいいと思います。その方が、樹形もよく見えるようになります。

樹形が不明瞭に

②種が飛んでどこにでも生えてしまう

・6~7月頃に開花した後、当然、種ができます。この種がまた元気がよく、そこらじゅうに生えてきてしまいます。自宅のお庭の中ならまだいいのですが、隣地まで種が飛んでそこで生えてしまうことも、、、。

・ですので、花を楽しんだ後はすぐ、種をつける前に花がらを摘んでしまうことをオススメします。種をつくるのに、植物も大きなエネルギーを使うため、植物にとっても負担が少なくなると思います。

種から生えたシマトネリコ

弊社在庫の例

根本から複数の幹が生えている「①株立」と、1本の幹の「②単幹」の2種類の樹形があります。

①株立の樹形
株立(高さ2m)

株立(高さ2.5m)
株立(高さ3m)
株立(高さ3m)
②単幹の樹形
単幹(高さ4.0m)
単幹(高さ3.3m)
単幹(高さ3.0m)
単幹(高さ4.0m)

単幹(高さ3.5m)
単幹(高さ4.5m)
単幹(高さ5m)

その他の常緑樹については、中高木は【こちら】のページ、低木は【こちら】のページをご参照ください。

「もっと詳しく知りたい」「庭木の相談をしたい」「実際に植木を見て比べてみたい」という方は、【コチラのページ】をどうぞ。