クロマツ 【在庫の植え替え作業2021春】

弊社ではクロマツの仕立物を生産しています。(【コチラのページ】でもご紹介しています!)

それらの商品が仕上がっていくには年単位の時間が必要ですが、ここでは作業の様子と時間の経過による変化について簡単にご紹介をしたいと思います。

今年(2021年)の年明けから「もみあげ作業」を進めていますので、その作業による変化をまとめました。


■クロマツNo.21(高さ3.3m)

大きなケヤキの日陰になってしまう場所に植えていましたが、広くて日当たりも良い場所に植え替えました。場所を変えただけでも見栄えがぐっと良くなりますね。

【植え替え前】

【植え替え後】


■クロマツNo.27(高さ3.2m)

松の荒木を仕入れて圃場に植えていたのですが、松が生長して間隔が狭くなってきたため広い場所に植え替えました。それまで隣の松の日陰になっていた松にも日が当たるようになり、より元気に生長していきます。

【2019年7月(植え替え前)】

2年前。まだ荒木の印象が残る状態です。

【2020年7月(植え替え前)】

1年経って幹が太くなり、枝葉も充実してきました。

【2021年2月(植え替え後)】

植え替えをおこない、剪定作業も進めて樹形を整えました。


■クロマツNo.35(高さ3.0m)

【2020年8月(植え替え前)】

およそ半年前の状態。場所が狭くなっていました。(※2枚目以降の写真とは反対の側から撮影しています)

【2021年2月(植え替え後)】

植え替えをおこない、広い場所へ。頭が伸びすぎてバランスが悪いと判断し、頂部を30cmほど落としました。

【2021年2月(剪定作業後)】

そこから剪定作業も進めました。これから手入れを重ねて時間をかけて樹形をつくっていきます。


■クロマツNo.42(高さ3.4m)

【2019年9月(植え替え前)】

およそ1年半前の状態です。(※2枚目以降の写真とは反対の側から撮影しています)

【2020年8月(植え替え前)】

跳ね上がっていた枝を少しずつ下げてきています。場所は窮屈になってきたので植え替えることに。

【2021年2月(植え替え後)】

日当たりの良い場所に植え替え、枝もさらに下げました。これからも少しずつ枝を下げていき、良い形をつくっていきます。


植え替え作業は大変で時間もかかりますが、樹の日当たりや通風などの環境を改善し、よりよく育てていくためには大事な作業です。植え替えて剪定もすると、見違えるように良く見えますね。

こういった変化を見ていくのも面白いと感じています。 

弊社で生産している「マキ(槙)」や「マツ(松)」の仕立物の樹形ができあがっていく様子は、これからも少しずつご紹介していきたいと思います!


(在庫商品については、右のリンクをご参照ください。) 【クロマツ在庫】