施肥の効果(イヌマキ編)
植木屋の仕事の1つに施肥(植物の生育をよくするために肥料を施すこと)があります。
そこまで頻繁に行なうものではありませんが、移植の際や、その後に樹勢が回復しない樹には、肥料を与えています。
今回は、そんな作業の様子と、ビフォー&アフターの様子をご紹介します。
①施肥の作業
[対象樹木] イヌマキ(高さ5m)
[作業日] 2020年4月30日
[1]幹の周りの赤い円の部分を掘って、緩効性肥料を埋めます。この赤い円は、移植の際の根鉢の外側です。 移植に際して切断した根の断面から細い根が伸びているため、その周辺を狙って肥料を埋めています。
[2]赤い円の内側の地表部分にも、[1]とは別の緩効性肥料をまきました。
※下の写真のイヌマキはすでに売約済みとなっております。
②全体の印象の変化
・移植から3年ほどが経過したイヌマキです。移植に際しては根を切断するため、樹にとっては大きなダメージがあります。大きな木ということもあり、なかなか樹勢が回復しませんでした。
[施肥前] 葉の色が黄色みがかっていて、元気のない印象を受けます。
[施肥から2ヶ月後] 葉の色が青々とした緑色になり、初夏の空に映えますね。
③近づいて見た印象
・施肥前は「玉」の向こう側の空が透けてみえましたが、施肥後は見えなくなっています。
・それだけ新芽が元気よく吹き出し、「玉」の小枝が充実してきているのが分かります。
その他の在庫商品については、「イヌマキ 商品紹介」のページをご覧下さい。
※今回、肥料を施したイヌマキは、上記の商品紹介ページにある “イヌマキNo.38” です。