日陰に強い木(陰樹)特集
雨が続いています。災害の発生した地域もあり、これ以上、被害が拡がらないことを祈るばかりです。既に1週間近く太陽を見ていませんし、今年は梅雨らしい梅雨で、あまり太陽の出る日がなかったように思います。
そこで今回は、太陽が出ていなくとも元気な樹をご紹介します。以下にご紹介するのはどれも「陰性植物」と呼ばれる樹種。(※造園では「陰樹」とも呼ばれます。)比較的弱い光で生育する植物で、日陰や森林の林床によく見かけます。 いわゆる「日陰に強い」植物というやつですね。
植物学的な話になるのですが、陰性植物は日光の強さの1/10くらいの弱い光で光飽和点(もうそれ以上光が強くなっても光合成が増大しない光の強さ)に達するものをいいます。光合成が少ないのですが、呼吸も少ないので生育ができます。 例えば、アオキ、ヤツデ、ヒサカキ、カクレミノ、ヒイラギナンテン、センリョウ、マンリョウ、などがこれにあたります。
※逆に、日当たりのいい場所で盛んに生育する植物を陽性植物(造園では「陽樹」とも)といいます。こちらは強い光の下で光合成を活発にしますが、逆に呼吸作用も活発なので、弱い光の環境(日陰)では生育できません。
以下は弊社で在庫している陰樹のうちの一部です。(どれも常緑の低木。)いずれも耐陰性が強く、日陰の植栽にはもってこいです。
※日陰に対応力がある人気のシンボルツリー、「ソヨゴ」は、【こちらのページ】でご紹介しています。
※関連して、「半日陰を好む常緑樹(低木)」についてもリンク先のページでご紹介しています。
①アオキ
・光沢のある、濃い緑色の葉が特徴。樹形は株立状です。
・雌木には12月頃に赤い実がなり、鑑賞価値があります。
・15cmポット苗の他、高さ1.0m程度のものを在庫しています。
③カクレミノ(隠れ蓑)
・葉の形が「蓑(みの)」に似ていることからついたのだそうです。
・形だけでなく、葉の艶やかな光沢も印象的ですね。
・半日陰~日陰が適している(日陰に強い)ので、日陰部分の目隠しに使われますが、洋風の庭にも合いそうですね。
・広がらずに上に伸びるので、狭い場所でも大丈夫です。
・高さ1.2~1.5mほどのものや、2m~3mの樹もございます。
④ヒイラギナンテン(柊南天)
・葉はヒイラギに似て、鋭い鋸歯(ギザギザ)があるのが特徴。
・その特徴から、「鬼門除け」に植栽をされることも多いです。
・写真のように「寄せ株」のものが多いです。生育は遅いですが、丈夫な木なので移植は容易です。
・高さ50cmほどのものを在庫しています。
⑤センリョウ(千両)
・株立状の樹形で、やや明るめの緑色をした葉を密につけます。
・ちょうど写真に花がついていますが、冬には赤色で小さな丸い実をつけます。(中には黄色の実をつけるものもあります。)
・⑤のマンリョウと並び、「千両、万両」と称される商売繁盛の縁起木です。
・高さ50cmほどのものを在庫しています。
⑥ヤツデ(八つ手)
・葉は切れ込みの深い、大きな掌状の形が特徴的です。樹形は株立状。
・高さ50cm程度のものを在庫しています。

⑦マンリョウ(万両)
・在庫は無いのですが、弊社の庭にある1本。
・葉は濃い緑色で光沢があります。
・晩秋から冬にかけて赤い実を鑑賞できます。上記③のセンリョウと並び、お正月の縁起木としても親しまれていますね。

「もっと詳しく知りたい」「庭木の相談をしたい」「実際に植木を見て比べてみたい」という方は、【コチラのページ】をどうぞ。