常緑樹 移植・仕入れ(2020年春)
前回のブログ(「コニファー移植 2020年春」)でもご紹介しましたが、商品の植木を植えかえて(根を切り)、『移植しやすい』良い根っこをつくるのも1つの仕事です。
同時に、植えかえて圃場の整理をすることも目的の1つで、まとまったスペースをつくり、そこに新しく仕入れた苗木などを植え付けたりもします。
今回は、そういった植えかえや仕入れをおこなった常緑広葉樹のご紹介です。
①ヒメユズリハ(姫譲葉)
・ユズリハと同属で、ユズリハよりも葉が小さく、枝葉は密につく。
・ユズリハは、新芽の時期に古い葉を一斉に落とすので「譲り葉」と呼ばれ、家督や家業を引き継いでいくことを願う、縁起の良い木です。 同じく、ヒメユズリハも縁起木として植えられます。
・ユズリハのように葉が垂れることはなく、明るく柔らかい感じの緑の葉色が綺麗です。
・シンボルツリーや公園、緑地に利用されます。
②ウバメガシ(姥目樫)
・名前の由来は、新芽が茶色く、それを「姥(おばあさん)の目」に例えたことから、という説があるそうです。
・葉は肉厚で丸みを帯び、濃い緑色です。
・枝や幹、樹形もゴツゴツ(やわらかさが無い)していますが、いぶし銀のような独特の存在感があるように思います。
・海岸近くの山地に自生するため、潮風に強く、大気汚染などにもよく耐えるのが特徴です。
・刈込みに耐え、枝葉が密生するので、生垣にも使用されます。
③キンメツゲ(金芽柘植)[仕立]
・濃い緑色の細かい葉が密生する「イヌツゲ」の園芸品種。
・新芽が黄金色で美しいことが名前の由来。
・刈込みによって密に茂ることから、よく生垣に利用されます。
・「玉散らし」仕立のキンメツゲを春に仕入れました。
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