黒松(クロマツ)の“みどりつみ” スタート!

 弊社の在庫商品のクロマツ(60本以上)は基本的に、年2回の手入れをおこなっています。 もちろん、木の状態を見て手入れを1回休ませたりすることもありますので、毎年全ての松を2回手入れする訳ではありませんし、同じ木でも手入れの強弱は年によって異なることもあります。

 春~初夏におこなう「みどりつみ」の作業が、今週からスタートしましたので、今回はその作業の様子のご紹介です。

「みどりつみ」とは?

 「みどりつみ」は、その名の通り、冬を越して長く伸びた芽(みどり)を摘み取る手入れです。こうすることで、摘み取ったところから短い芽が何本か伸びてきて、葉の詰まった小枝が密な枝ぶりとなります。

 伸びた芽(みどり)の途中の部分で摘む方法もありますが、弊社も含め、遠州ではみどりは元から摘むことが多いです。こうすることで、よりいっそう、葉の短い小枝が密生した樹形に仕上がっていくのです。

みどりつみ「前」
みどりつみ「後」

作業の経過(クロマツ 高さ4.7m)

①作業前

 枝先からツンツン伸びているのが「みどり」です。これを、ほとんど摘み取っていきます。ハサミではなく、手で摘み取る、文字通りの手作業です。

 作業は「上から下へ」の順番で進めていくのが原則です。

②作業中

 ①の写真で脚立をかけた部分(頂上から右斜め下にかけてのライン)が、みどりつみをした部分。脚立を少しづつ回しながら、全体の手入れをします。 

 ※木の下の部分は、小回りのきく小さな脚立でまとめて作業をしました。

③作業終了

 大きな木なので、2人がかりで約1日かけて作業終了。手を入れて、木が綺麗になっていくのを実感するのはいいものですね。

 片付けをして、また次の木に取り掛かります。


 今後も、みどりつみの作業をした在庫のクロマツの写真は、ブログやSNSで発信していきます!

 ※在庫商品の一覧は コチラ から。